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You-us レク講師の活動報告ブログ

『臨床美術』~ご家族も一緒に楽しめます!~

アート
教室名:「臨床美術」(月1回開催)
実施施設:多摩市内のデイサービス 様
開催日:2016年2月15日
レク講師:伊與田先生

「臨床美術」とは、独自のアートプログラムに沿った創作活動を通じて認知症の症状改善を目的として開発されました。
医療・美術・福祉の壁を超えたアプローチが特徴です。
では、講師の伊與田先生の活動レポートをご紹介します。

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「臨床美術」
●本日やった内容
動く形を楽しもう

●参加者さんの感想 
初めは手が動かない方もいらっしゃりましたが、意外な道具を使っての制作に「面白いわね」とおっしゃり、徐々に手が動くようになられました。
今回ご参加して下さったご家族は「母の楽しそうに描く姿が見られて嬉しいですし、私も楽しいです。「毎週出来たらいいのですが…」とおっしゃって下さいました。
又、「毎回とても楽しく描いているようです。認知症が進んでも絵心は残ってくれたらなぁと思います」とお便りを下さったご家族もいらっしゃり、とても嬉しく思います。

「臨床美術」

●講師の感想
本日は体調不良で1名様欠席でしたが、参加者様のご家族が1名参加して下さり5名様での実施となりました。
臨床美術はファミリーケアにも有効とされており、ご家族のご参加は大歓迎。

「臨床美術」

他の参加者様とともに滲み効果のある色紙に墨をたらし墨が動くことで偶然出来た形を楽しんでいらしたご様子。
その形に食紅の色の広がりや滲み、混色を加え、さらに、割り箸ペンを使って線を描いたり、それぞれのやり方で抽象画のユニークな表現を体験して頂けたかと思います。
どこでやめるか、どこまで描き込むか皆さん意思がはっきりしていらっしゃり、それぞれ異なるイメージの面白い作品が仕上がりました。

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ご家族の方も楽しんで参加できるのが「臨床美術」の特色の一つでもあります。今後も、こういった交流を楽しめるといいですね。(高橋)